不動産売買 仲介手数料の仕組み
2023年11月10日
仲介手数料の仕組み(売買)
現行の仲介手数料算出の計算方法は
昭和45年(1970年)に決定されたものに基づいています。
土地・建物及びマンションの価格はその当時と比較すると
約10倍前後になっています。
当時は新築住宅の建築費が約400万円程であったそうで、
新築マンションの価格も300万円や500万円といった価格のようでした。
当然~200万円、~400万円、400万円以上と仲介手数料を区切っても
当時は意味のあるものでしたが、現在はあまり意味がなくなっています。
平成18年に空家対策の一環として、400万円以下の不動産取引に関し
最大18万円まで売主に対しては調査費も含め請求できるとなりましたが、
昭和45年の制定から仲介手数料の計算に改訂がないのが不自然とも言えます。
しかし、消費者からすれば仲介手数料の値上げは社会問題にもなりかねない
現行
~200万円 5%
200万円~400万円 4%+2万円
400万円~ 3%+6万円
近年仲介手数料無料をうたった広告をし、集客をする事業者が目立つ
仲介手数料の計算方法はあくまで上限額なので、これ自体は何の法律にも触れない
しかし、安心安全よりも低価格を売りにするのもいかがなものかと考える。
仲介自体に責任があるのだから